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経済・港湾委員会:中央卸売市場 事務事業質疑

経済・港湾委員会:中央卸売市場 事務事業質疑

卸売市場、「市場」は、都民の食や生花の「安心・安全」を守り、「安定供給」をするため欠くべからざる必要な「施設」であり、都民の「財産」であることは言うまでもないが、それをもっと“生きた「ピーアル」”をすべきであり、その視点から何点か質問と要望を行う。

  • 築地市場については、著しく老朽化、狭隘化が進んでおり、卸売市場の役割をきちんと果たしていくために、豊洲への移転に向けてしっかりと土壌汚染対策を行った上で建設を進めていただきたい。そのためにも、一般の方々に市場に対する理解を深めてもらうことが必要であり、生鮮食品円滑な流通を確保するため、卸売市場が果たしている役割がいかに重要であるかということをわかりやすくPRしていただきたい。
  • この点、ホームページやパンフレット等でPRすることも一つの方法だが、特に、市場の見学については、直接、自分の目で、市場流通の実態を知ることができるという点において、市場をPRする絶好の機会であり、おざなりにしてはならないと思う。
  • 昨年の事務事業質疑に際して、私は最後に意見として、「市場に関心を持ち、市場を知る上で、市場に直接訪れる方々が増えていただきたい。これまで市場に関心が薄い都民も気軽に市場を訪れるきっかけとなるよう、市場自体を観光資源としてPRすることはできないか」と申し上げた。この気持ちは今も変わらないが、本日は、このような観点から、築地市場と並ぶ代表的な市場である太田市場における、観光客を含む見学者への対応について、いくつか伺いたい。
Q1
まず最初に、大田市場における見学者の実態はどのようなものなのか、昨年、市場を訪れた見学者の人数や内訳を伺う。
A1
  • 太田市場における申込手続きを経た見学者は、平成20年が26,640名であり、都の中央卸売市場の見学者総数58,897名の約45%を占めている。
  • その内訳は、小学生の社会化見学が8,144名で、その他産地や流通業界、市場関係者の視察など様々であり、その中には外国人も3.299名含まれている。
  • 中央卸売市場の見学者総数5万8897名が多いか少ないか、いろいろ議論はあると思うが、もっと見学者が増えていいのではないか。もっと中央卸売市場をじかに見てもらいたいと考える。 今の答弁にあったように、大田市場には、かなりの数の様々な見学者が訪れています。
  • 大田市場は、特に青果と花きで全国一の施設規模と取扱量を誇り、水産の築地と並ぶ日本の代表的な市場として、見学者を惹きつけており、市場のPRに大きな役割を果たしているだけでなく、地域の観光振興という面からも大きな魅力があると言える。
Q2
このような大田市場において、都は、見学者や観光客への対応をどのようにしてきたのか、その考え方とともに聞きたい
A2
  • 都としては、開かれた市場という観点から、大田市場に多くの方が訪れ、市場見学を楽しみながら、市場の役割を理解していただける方が増えていくことは、望ましいことであると考えている。
  • ただし、卸売市場は本来卸売業務を行うことを目的とした施設であり、現場では大量の生鮮食料品が取引されているため、衛生面での配慮をしなければならないとともに、場内通路などでは大型車両が頻繁に出入りするため、見学に対する安全面での対応を十分にとる必要がある。
  • このため大田市場では、市場業務の妨げとならず、生鮮食料品の衛生面や見学者の安全にも配慮した専用道路を設けている。また、市場の役割に対する理解の促進を図るため、セリ台などの要所に市場活動を解説した説明表示を設け、各種資料を揃えた展示室や映像ルームを整備し、案内担当者を常駐させるなどして、見学者や観光客への対応を図っている。
  • 卸売市場での作業の邪魔にならず、市場内の衛生や見学者の安全にも配慮して市場見学が行われるべきことは、業務施設である卸売市場の機能を維持しながら、その魅力を発信するために、大変重要であると思う。
  • この点、フランスのランジス市場やオランダのアールスメア市場といった海外の市場では、卸売市場を都市の重要な観光資源として、積極的に観光客対応を行いPRしているという例もあると聞いている。
  • 来る平成22年10月には羽田空港の第4滑走路がオープンし、本格的な羽田空港の再国際化がスタートすることになる。この羽田空港の拡張により、アジアを中心とする外国人見学者の増加も予想されるところであり、先に述べた海外の例も参考としながらも、より充実した、快適な市場見学の実現を図っていくことが必要である。
Q3
そこで、観光で訪れる人も含め、今までのもまして、より多くの方々に大田市場を見学してもらうために、都はどのような取組みを考えているのか、見解を伺う。
A3
  • 大田市場の見学を通して、より多くの方々に市場の役割に対する理解を深めていただくためには、楽しく市場見学ができるよう、環境の整備に力を入れる必要がある。
  • そこで、より興味深く見学できるために、展示物や紹介のビデオの充実に努めていくとともに、場内業界とも連携して、市場まつり等のイベントにおいて来場した都民に市場の魅力を伝えていく。また、市場のホームページの紹介を充実させるほか、地元区の広報誌やミニコミ誌にもPRしていく。
  • 今後、増加が予想される外国人見学者に対しては「10年後の東京」にも謳われている外国人旅行者1000万人誘致に向けた取組の一環として、見学者通路における案内板に、従来からの英語のほか、中国語や韓国語も加え、多言語化を進めていく。
  • 案内板の多言語化も是非今後とも進めていただきたいが、美術館などへいくと音声ガイドがあるが、そんな器具を用意したら楽しくより理解できる見学となると思うので検討していただきたい。
  • 現在の経済状況における、卸売市場の「近代化整備不要論」とも言える議論を聞くにつけ、情けない思いがする。市場には日本人の文化がある。その文化である卸売市場が、都民にとって必要欠くべからざる施設であることを認識していただけるよう、市場の活力、いぶきを見学者に肌で感じてもらうような、「生きたPR」をすべきではないか。
  • 私も、市場取引(セリ)の現場を見たことがあるが、大変、迫力があり、そこに、もっと市場の魅力と原点が現れているといえる。市場関係者の業務の妨げとならないよう、遠巻きに所定の場所から、この真剣勝負が見ることができるよう見学コースが取れないか、工夫していただきたい。
  • また、羽田空港の再拡張に向けて、地元大田区は、周辺地域の観光企画に力を入れるとの考えである。将来的には、大田市場周辺の海上公園を中心として、例えば場外市場や観光客のための駐車場整備など、周辺の新たな観光施設も、その期待と構想が、民間活力の導入も得て、研究されているので、ぜひ、都としても応援していただきたい。
  • そして、大田市場は、こうした周辺の観光施設とも連携し、現在の築地市場や豊洲新市場とは、また一味違った特色ある市場として、新たな千客万来の楽しいエリアの中核になることで、自らの活性化とともに、周辺地域の発展にも寄与してもらいたい。

以上、期待をこめて私の質問を終わります。

経済・港湾委員会:中央卸売市場 事務事業質疑
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