次に、地域の金融機関と連携した新たな金融支援策について伺う。
この支援策は非常に意義があり、一刻も早く、実施すべきである。
そこで、本支援策の早期実現に向けて、我が党として確認をしておきたいことも含め、何点かお聞きしたい。
私の地元の大田区では、世界にも通用するような高い技術力を持っているにもかかわらず、今般の景気後退の影響をまともに受けて苦しんでいる、ものづくり中小企業がたくさんある。私も普段から企業の皆様の声をいろいろと聞いているが、特に、今回の新たな金融支援策については、「こんな苦しい時期に、追加の資金を調達できる制度をつくっていただけるとは、本当にありがたい。是非とも利用したい。」などと期待する声が多くなってきている。
こうした、大きな期待に応えるためにも、企業の皆様には、この制度の内容をしっかりと、お伝えし、活用していただかなくてはならないと思う。
Q1
そこで改めてお聞きしたい。この支援策は中小零細企業にとって、どういうメリットがあるのか確認したい。
A1
本支援策による中小零細企業のメリットは、現下の厳しい経済情勢の下にあって、例えば、制度融資の信用保証枠を使い切っていたり、大幅な条件変更を行っていたりなどして、緊急保証制度でも融資が受けられない場合があるが、そうした場合でも、国の信用補完制度によらない、地域の金融機関の目利きの力を活用した都独自の本支援策により、新規資金の調達の可能性が開けてくることである。
先ほどご紹介いただいたような、高い技術力や優れたビジネスプラン等により、この難局さえ乗り切れれば将来的に展望が開ける企業の皆様にご活用いただきたいと考える。
ただいまの答弁により、中小企業のメリットもわかった。是非とも、本支援策の早期実現に向けて全力で取り組んでもらいたい。
Q2
一方、本定例会の本会議・予算特別委員会での議論を通じて、本支援策の課題が明らかになってきた。ここで改めて、今後、融資制度の構築までに残された課題とその解決に向けた取組について伺う。
A2
予算特別委員会でも答弁してきたように、本制度の安定的な運営を確保するには、損失を抑制することが重要であると認識している。
併せて、金融機関との取引の長さや内容といった対象企業の要件の詳細や、融資限度額や融資期間、金利等の負担水準といった融資条件など、本融資制度の具体的な制度設計を早期に示していくことが必要であると考えている。
企業にとって利用しやすい制度にすると同時に安定的な制度の運営が保たれるよう、引き続き、金融機関等との調整を図っていく。
経済は生き物であり、今後さらに景況が悪化すれば、企業倒産の増加やデフォルトの大量発生など不測の事態が起こる可能性もある。
Q3
制度設計に当たっては、損失の抑制を図れるような工夫が必要だ。また、参加金融機関の間でデフォルト発生のバラツキがなるべく少なくなる工夫も必要だと思うが、どうか。
A3
本支援策においては、債務不履行の過度な発生や参加金融機関間のバラツキを抑制する策として、例えば、制度融資と同様に、保証機関を活用することも一つの効果的な策と考えている。
金融機関と保証機関の両者が審査を行うことにより、精度の高い審査が行われることや、保証基準の設定を通じて、ご指摘の各参加金融機関の債務不履行発生のバラツキを相当程度抑えることができるものと期待している。
加えて、債務不履行に対し、都が損失補助を行うに当たっては、所管局においてその妥当性について審査し、適正を期していく考えであり、外部の専門家を活用するなど、具体的な仕組み等については、今後検討していく。
益々厳しくなる経済情勢の下、資金繰りに苦しむ中小零細企業への金融支援は一刻の猶予も許されない。一部の政党は、金融機関により本融資制度が悪用されると吹聴し、あるいは、新銀行東京をはじめ、乱脈金融機関(どこのことを言っているのか分かりませんが)への経営支援につながるおそれがあるとして、本支援策に反対する主張を行なっている。党利党略に基づく的外れな主張である。
今必要なのは、疑いを前提にした後ろ向きの議論ではなく、金融支援策を迅速に実行し、所期の目的を達成していく政策実行力である。
Q4
ここで改めて、支援策の早期の実行に向けた都の所見を伺う。
A4【産業労働局長答弁】
新たな融資制度の構築に当たっては、対象企業の要件や融資条件、損失補助に対する審査等の仕組みなどの諸課題の早期の解決が重要であると認識しています。
現下の厳しい経済環境を踏まえると、資金繰りに苦しむ中小零細企業への金融支援の充実は待ったなしの状況であり、本年夏頃の制度開始を目指し、金融機関等の調整に全力で取り組んでまいります。
ただいま、佐藤局長から力強い答弁をいただき、私の地元大田区の中小企業をはじめ、多くの中小企業が明日への希望を見出せたと思います。重ねて一刻も早い実施を要望し、質問を終わります。











